神々しく輝くビザンチンの華・イコンの道/地中海から北海への道をたどって
会期 2004年1月2日(金)〜3月31日(水)

 2004年に開館1周年を迎えるparamitamuseumでは、三重県出身でパリを拠点に“ヨーロッパの人と文化”に焦点を当て取材活動を続け、日本はもとよりヨーロッパ・ニューヨークなどでも数々の作品を発表している南川三治郎の代表作<イコンの道>を開催します。  聖なる画像<イコン>は言葉や国境を超越した絵解きの聖書ともいえるでしょう。東方正教において崇敬されているイコンの伝播と変遷をたどった<イコンの道>は、地中海に花開いたビザンチン文化が北上して北海に至った道を辿り、各都市や村々に息づく美の世界をヴィジュアルにとらえたものです。

イエス・キリスト
 企画から20年の歳月をかけて南川三治郎が渾身の力を込めて撮り下ろしたビザンチン美術の華<イコンの道>は宗教を越えて華やかな美の世界に誘います。 

サンスタジオ:gallery <イコンの道>

ウラディーミルの聖母 ヨ−ロッパあるいはロシアの美術の源を訪ねると、ビザンチンの文化遺産、イコンにたどりつきます。聖なる画像〈イコン〉は、奇跡的な起原を持つ信仰の対象となり、おもに東方正教会の世界で崇敬されてきました。その美術史的意味はヨーロッパの中世絵画の淵源であり、その荘厳で静謐さをたたえた比類のない美しさは言葉では語り尽すことができません。イコンは仏教における曼陀羅にも似て、美しい図像と神秘的なタントラの世界を彷彿とさせてくれます。  黄金(ゴールド)をふんだんに使った煌やかで神々しい光を放つイコンは、宗教を超えて魅惑的なビザンチンの美と精神世界に私たちを導きます。  イコンの発祥の地であるコンスタンチノープル(現在のトルコにイスタンブール)を振り出しに、東方正教の伝播に伴ってギリシャのアトス山、最古のイコンが現存するエジプトのシナイ山をはじめ、バルカン半島を北上しマケドニア、ブルガリア、ルーマニアを経てロシアに伝わり、北はロシアのサンクトペテルブルクまで、広大な地域に伝わって広がっていったイコンには、見る者に訴えかけてくる神秘的な世界があります。

2004年新春 南川三治郎

[展覧会概要]
展覧会名 南川三治郎展<イコンの道>
場所   Paramitamuseum 2階
     〒 510-1245三重県三重郡菰野町大羽根園 http://www.paramitamuseum.com
会期   2004年1月2日(金)より3月31日(水)
     AM 9:30〜PM 5:30 (入場はPM 5:00まで) 年中無休
アートディレクション  長友啓典+ K2
協力   富士写真フイルム株式会社 BLANCPAN
作家によるレクチュアー(作品説明)
     1月10日(土), 2月11日(水), 3月27日(土) 各午後2時〜3時

お問い合わせ先 Paramitamuseum
         Tel: 0593-91-1088 Fax: 0593-91-1077
         e-mail: paramita@m3.city-net.ne.jp

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